【第一種電気工事士試験】再挑戦(その4)

工具

プロと思われる方々は、試験会場での使用工具が少ないと感じる。

しかし、我々が資格を目指す理由は、まさにそのようなプロとの差を縮めることである。
それを達成するためにも、適切な工具の準備は重要と言えるだろう。使えるものは積極的に活用すべきである。

例えば、ケーブル切断に伴う大きな音が周囲の意識を引くかもしれないが、それを気にせずに使用することが重要である。
受験者はそれぞれ真剣であることを考慮に入れると、使えるものは活用し、集中して試験に臨むことが最善の策だろう。

<試験センターの指示は電動工具ではないこと>

ラチェットドライバーやVAストリッパー、あるいはベッセルのようなガチャガチャと音がする道具でも、「時短」に繋がるのであれば、積極的に使用すべきだ。
それが、試験直前にYouTubeのTAKEDENさんの動画を見て思ったことだ。

<合格クリップ>

合格クリップ(Amazonリンク)

合格クリップとは、圧着作業前に接続の事前確認をするため、電線をまとめておくことができる道具である。

注意点としては、試験時も(簡単な作業だとしても)めんどくさがらずにこれを使用することである。

過去の受験時、練習時はいつも使っていた合格クリップを不要だと思って直接圧着した後に結線ミスに気づいたことがあり、再支給を要請することになったことがあった(汗汗汗)

そして、洗濯バサミやピンチ、または文房具用のクリップなども代用として使用できるかもしれない。

<ケーブルカッター>

ケーブルカッター(Amazonリンク)

ケーブルカッターは非常に便利な道具である。
挟めるサイズのケーブルは簡単に切断可能で、比較的低価格で手に入れることができる。

<ムキチョッパと被覆剥き長さ>

ムキチョッパ(Amazonリンク)

高圧電線部分のKIP電線の被覆剥きにはムキチョッパを使用していた。

また、Hozanのケーブルストリッパーで剥くことも可能だという情報を後から知ったが、私自身はムキチョッパを一貫して使用していたので問題はなかった。

私が使用していたテキスト(68ページ)では電工ナイフでの剥き方も紹介されていた。

被覆剥きには注意が必要で、被覆の剥き残しが大きくあったり、その残った被覆ごと端子台などに結線すると欠陥となる可能性がある。大きく残った切れ残しは、手で取り除くべきだろう。

<KIPケーブルの端子台への接続>

端子台への剥き長さは20㎜と規定されている。しかし、結線部の長さに差が出たり、銅線が長く感じられることもあるだろう。だが、結線後の端子台を裏から見て裸部分が5㎜以上出ていなければ問題ない。銅線が20㎜以内であれば、欠陥とは言えないのだ。

<VAストリッパー>

VA線ストリッパ(Amazonリンク)

平型VVFケーブルの外装を剥いたり、被覆を剥くときに使用する道具だ。

Hozanなどのケーブルストリッパーを使用していたが、その便利さに気付いて以来、試験会場でも使っている。

<より線のストリッパー>

MC-012が最もおすすめである。
VVRなど円形のケーブル被覆を剥くことも、直径○㎜〜○㎜までのより線の被覆剥きも可能である。

また、ベッセルは、より線被覆剥きに特化したもので、剥くたびにガチャンと音がする。問題は剥く部分を真っ直ぐに当てないとならない。
少しでも斜めになったりすると抵抗と共に細いより線の芯線の一部を切ってしまう。
それは欠陥になる。よってこれを使うときはその都度慎重に被覆を剥く心構えが大切だ。

<VVRケーブル>

丸形のVVRケーブルは、地元のホームセンター系での品揃えは確認できなかった。

しかし、公表問題からVVRケーブル出題の長さを調べて、やや多めに買っておけば、練習で役に立つと言えるだろう。

<ラチェットドライバー>

私はホームセンターの1000円以下のものを使用していた。

使うのはプラスのみで、時短になるかどうかは微妙であるが、私は好んで使っていた。

ただし、試験会場ではプラス・マイナスともに別のドライバーをそれぞれ二本ずつ用意していた。

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